雑誌WIRED(日本版)復活

WIRED (ワイアード) VOL.31 「ニューエコノミー」ぼくらは地球をこうアップデートする

WIRED (ワイアード) VOL.31 「ニューエコノミー」ぼくらは地球をこうアップデートする

  • 去年、よくわからない感じで休刊した日本版WIREDが復活した。
    • テックとカルチャーを結びつける内容の雑誌はほぼなくなってしまったので復活は嬉しい。
    • 復活を印象付けるべく、ページ数もインタビュイーも紙面デザインも気合い入ってる。
  • WIREDの記事は、知らない企業や主義、科学技術について言葉少なに取り上げる
    • 例えばコーポラティズムについて
      • UberAirbnbなどのプラットフォームオーナーに利益が集中しすぎているので、プラットフォーム自体をユーザー同士で共有・共同経営するようにしようという動き
      • 雑誌のインタビュー・説明ではわからないが興味が出たのでネットで検索した。
      • 実際にはプラットフォーム・コーポラティビズムで検索すると出てくる
    • 東浩紀の「弱いつながり」で描かれた「観光」に近いと思う。 -「弱いつながり」では現代社会ではGoogleで検索されないキーワードは存在しないも同様の世界だという。
      • その裏をかくため、観光で現地でしか入手できない検索キーワードを見つける。
  • シリコンバレーやその他地域の新しい技術・文化の観光客としてキーワードを見つけられる当雑誌は他にないので今後も購読していきたい。

メディア・アート原論メモ

  • 本書は、メディア・アート創成期から現代、その先まで3つの年代に区切り、対談形式で概説したもの。
  • 個人的に印象的に残った箇所をメモに残す。

P. 51

「最先端」という価値観は、「一番になる」「人より先にやる」ということと同じで、きわめて保守的です。
 〜中略〜
 メディア・アートは、世の中の「最先端」という既成概念に対して抵抗していかなければなりません。
  • 割とマス向けのメディア・アートってすごくて体験として楽しい
    • でも芸術作品として鑑賞者の既成概念を変えたり、強烈な体験として跡を残すような体験とかあんまりないよなぁ、と思ってたので個人的にとても頷けた。

P. 99

 写真の撮影者は、どちらかというと作者というよりも鑑賞者というべきで、この二つのモデルは「制作者中心主義」か「鑑賞者中心主義」か、と言い換えることもできます。
  • 写真(特にスナップ写真)は絵画や彫刻 よりも、日常世界にいかに美しさを感じ、切り出すかが重要だと感じていた。
    • 製作プロセスの重点が異なるので写真と絵画/彫刻は一緒くたにできない
    • このぼんやりとした違和感をこの表現は端的に表していて膝を打った。

.141

僕ら自身が、近いうちに実現できそうなことしか想像できなくなってしまった世界、これこそがディストピアです。
〜中略〜
アンソニー・ダンとフィオナ・レイビーはそのことを「今や夢は希望に成り下がった」と表現しました。
  • 「今や夢は希望に成り下がった」って表現かっこよくてどこかで引用したい。

P. 173

If Hemingway Wrote JavaScript (English Edition)

If Hemingway Wrote JavaScript (English Edition)

  • メディア・アートは作品とソースコードが分離されており、ソースコードが実行されることで作品が現出する点で、既存の芸術作品と異なるという文脈で紹介された書籍。
  • ヘミングウェイシェークスピアなどの作家がJavaScriptを書いたらどのような書き方をするか。
    • 作家の作風をプログラミングで表現したらどうなるか
  • 面白そうなので買って読んでみようかと思う。
    • 日本語作家版もあったら面白そう。

ニガミ17才

ファンキーで変な世界観でキモカッコよくて、こういう音楽好きですね。

音源、即購入した。

YouTubeのサムネの人はセンターではなくて、実際のセンターの人は長髪・短パンの怪しい男性だけど、サムネの人もメンバー(鍵盤)なのでサムネ詐欺ではありません。


ニガミ17才 / 化けるレコード


ニガミ17才 / ただし、BGM