2011年にPythonを始めた話
2011年、趣味でPythonを触ってみてとても捗ったという話。
当方C#歴を業務で6・7年(といっても専業プログラマーではないのでたいしたことないレベル)、F#を趣味でぽちぽち触っていた感じです。
10月くらいに思い立って、仕事で全く使わない技術を使ってみようとPython開始。
趣味プログラマにとってPythonがとても楽しい言語だったので、自分にとっての魅力を大晦日にまとめてみようと思います。
ロケットスタート
インストールが煩雑だったり、書いて動かすまでに手間がかかるようでは、私のような面倒くさがりの趣味プログラマはすぐに飽きてしまいます。
その点、Pythonはいろいろ速い!
(1) インストール
Windows ではインストーラウィザードでお手軽にインストール。(Download Python)
Linuxではなんと標準インストール!
(2) 文法の習得
何か他のプログラミング言語を書ける人であればPython文法の習得は容易です。
何年も前は日本語情報が不足といわれていたらしいですが、今は入門レベルの情報がWebサイトで豊富に入手できます。(さあGoogleで「Python 入門」と検索!)
公式のドキュメントもコミュニティの方々の尽力により日本語化が進んでいます。(概要 — Python 2.7ja1 documentation)
(3) 実行!
インタプリタで実行されるので、メモ帳で書いてすぐに実行できます。
対話シェルも標準添付!
指をひと振りすれば
たとえ小さくてもアプリケーションを実装して動いたときの達成感が趣味プログラミングの醍醐味のひとつ!
Pythonでは、オープンソースでいろいろなモジュールが公開されていて、少しのコードでいろいろな事が
できてしまいます。
いかしたグラフを描画できるmatplotlib。
スクレ-ピングに便利なBeautiful Soup。
自然言語処理のNLTK。
Perlで定番だったらしいWeb ブラウジング自動化のmechanize。
などなどなどなど。
指をひと振りして素敵な魔法を起こす魔法使いなったみたいすごい。
いつかはみんなが使ってくれるようなモジュール作りたい。
どんなモジュールがあるかは例えば柴田敦さんの以下の記事を参照ください。
Pythonの定番モジュール集 |
TRIVIAL TECHNOLOGIES @ats のイクメン日記
オライリー万歳!!
趣味プログラマにとって作りたい物が見つからないというのがモチベーション維持の敵のひとつ。でもありきたりな物じゃなく、プログラムで何か変わったことやってみたい。
Python ではそんな悩みを解消してくれるような技術分野の書籍が出版されています。(オライリー万歳!!)
書籍のサンプルコードを写経して動かしたり、日本語にも対応させたりしてみるだけでも十分楽しいです。
Amazon.co.jp: 入門 自然言語処理: Steven Bird,Ewan Klein,Edward Loper,萩原 正人,中山 敬広,水野 貴明: 本
私たちの書いたり話したりする言葉をコンピュータに処理させようという自然言語処理。
Pythonについての入門的な説明や、書き下ろしの「Python による日本語自然言語処理」の章もあります。
Amazon.co.jp: 入門 ソーシャルデータ ―データマイニング、分析、可視化のテクニック: Matthew A. Russell,奥野 陽(監訳),佐藤 敏紀(監訳),瀬戸口 光宏(監訳),原川 浩一(監訳),水野 貴明(監訳),長尾 高弘: 本
Twitter や Facebook などのソーシャルネットワークからのデータ取得、簡単な分析、ビジュアライズ。もちろんPythonでね!
CouchDBやRedisなどのNoSQLなDBも登場します。
Amazon.co.jp: 集合知プログラミング: Toby Segaran,當山 仁健,鴨澤 眞夫: 本
未読ですが、入門ソーシャルデータよりも機械学習などのロジック寄り?
まとめ
機械学習・自然言語処理・ソーシャルネットワーク・NoSQL……。あなたの気になるIT技術のハックを今すぐ始められます。そう、Pythonならね!!